「波流、好きだよ。 波流は俺のこと、どう想ってる?」 そんなの 好きに決まってるじゃない。 「ずっとずっと大好きだった。 それは今でも変わらないよ」 あたしは自分から、樹に抱きついた。 樹は 「俺も」 と呟いて、あたしを抱き締める。 すごく暖かくて、心がぽかぽかした春。 あたしは一生、この日を忘れることはないだろう。 *END*