「てか、だりぃ。何で俺が委員長なんだろ」 「立候補、したからでしょ?」 「…だけど」 「つべこべ言わずに、仕事しないと!委員長」 工藤くんは、あたしと同じクラス。 そして、クラスの委員長。 ちなみにあたしは、副委員長。 工藤くんがしっかりしすぎて、全然役に立ってないけど…。 「こんなのさ、先生の雑用だろ? 冊子作りなんか…」 「そうだけど、我慢しなきゃ。 あたしだって嫌だけど、意外と楽しいよ♪」 「だったら、やってくれ」 「絶対、やだー」 あたしは、満面の笑みでそう言った。