また、胸が締め付けられた感じがした。 あたしいったい、どうしちゃったのよ…。 初めてよ、こんなことは…。 「工藤くん。早く委員会の仕事終わらせないと、あたしの家入らせないからね」 「さっき立ち聞きしてたのは、どこの誰でしたっけ?」 「す、すみませんでしたぁ…」 工藤くんは、あたしにだけこんな感じ。 お姉ちゃんには、優しいのに…。