翼には小さな頃から、からかわれてばっかり。 というか、意地悪されて泣いていた記憶しかない。 そして翼はそれを楽しそうにしてるんだから心底正確悪いと思う。 天性のサディスト。 「翼なんか大ッ嫌い!!」 あたしはガンをとばしながら思いっきり睨んでやった。 「……朝から騒がしい」 耳を塞ぐような仕草で目の前に現れる。 藤城咲夜(ふじしろ さくや)。 あたしの家の左隣に住んでいる。 「近所迷惑じゃん、やめなよ、翼も姫も」 そう言ってあたし達の間に入る。 「咲夜、ごめん」 「別に…」