+ 。 + 。 姫side 必死に走って追いかけた先。 だんだん大きくなるその姿… 「翼…っ!!!」 夢中で腕をつかんだ。 「今度は何?」 さっきの延長戦のような冷たい表情。 だけど負けじとあたしも睨み返した。 「何じゃないよ!さっきのあれ、わざとでしょ!? なんで咲夜がケガしてんのに続けるのよ!」 「あぁ、勝ちたかったからに決まってるだろ?」 「勝ちたかったって……っ」