気づけば律が心配そうに覗きこんでいた。 「幼なじみだけど、別に付き合ってるわけじゃないし」 しんみりしないように笑ってみせた。 好きだけど、付き合いたいけど、 傍にいられるだけでも十分幸せだもん。 「そっか」 律が小さくため息をついた。 「今の話、本当???」 「…………!」 不意にかけられた声に振り返る。 「加藤君…!」 そこにいたのは同じバスケ部の加藤くんだった。