「おまえ、尻尾振って主人待ってるバカ犬みたいな顔してたもんな~」 「なっ……!!!」 哀れんだような笑いを向けてくる。 バカ犬!? 降格の次は、犬にバカまでつけるわけ!?!? 「ほら、また顔不細工になってるぞ」 クスクス笑いながら、翼は部活へ戻っていく。 この…イジワル男!!! タオルを握る手に、ぎゅっと力がこもる。 「………あ」 そういえばこれ… 「翼!!タオル忘れてる!!」 後ろから叫んだ。 「あぁ、使ってていいよ」 「えっ、でも……」 翼が使ってるやつなのに…。