届け、この想い

それからも倉橋はずっと起きなかった。




ときどき体制を少し変えたり、寝言を言っていたが聞こえなかった。





みんなが帰ってから1時間以上経った。




人気もなくなったし、自分を抑えられる自身もなかった俺は、倉橋を起こそうと倉橋の前に行った。





『草也・・・・・・行かないで・・・・・・』



いきなり倉橋が言った。



そして一筋の涙が、倉橋の頬を伝っていった。





そいつが好きなのか??



行かないでって・・・



俺は頭の中で嫌なことを考えていたが、
すぐに倉橋が目を覚ましたことで、
先程と同じように振舞った。