昼休み、制服に着替えたわたしは、真梨と屋上へ向かっていた 衣装はハンガーにかけて袋に入れて、本番まで保存 コルセット、苦しかったからお昼あんま入らないかも 「んー、いい天気だ」 「晴、あんた体型変えないでよ?作り直しとかイヤだからね」 「わかってるー」 扉の陰になっているところに座って、お弁当をひろげる 真梨も隣りでパンを食べている 「あ、真梨あのね……」 口を開いたとき、不意に誰かの声がした 誰か来たんだ