「……ドキドキ、した」 少し涙目で、片手を胸に当てて心臓を宥めようと、深く深呼吸している 「俺もした。……もう寝る?」 「うん……」 電気を消して、並べた布団にそれぞれ入る 「おやすみ、晴」 「おやすみ、ケイ」 晴がドキドキしたんなら、それで満足 あー、どーしよ 本当に可愛かった 妬いたらもっと可愛いんだろな 1人、妄想でニヤけながら、俺は深い眠りへと落ちた