「やめ…てぇ」



抵抗できないまま、ヤンキーさんが徐々に覆いかぶさってくる。



どうしよう……怖い……。



もうどうすることもできなくて、ギュッと目を閉じた。









ヤンキーの彼氏が欲しいなんて……もう、思わないからっ……。



誰か助けてっ!!!



もう……無我夢中で、



手に持っている辞書を、渾身の力で壁に叩きつけた。