「1人で寂しく勉強してたんだ? 俺と遊ぼ」



「嫌っ……」



壁際に追いつめられて、後ろから押さえこまれる。



想像以上に強い力っていうのもあるけど、



怖くてなにも抵抗できない。







「やぁっ…」



「震えてる……? かわいーじゃん」



もはや不気味にしか聞こえない、ヤンキーさんの声。



情けないことに、あたしはガタガタと震えるだけで、なにもできずにいた。