「……明日、空いてるよな?」



「へっ!?」



え、どうして? 明日って……どういうこと?



「……空いてないの?」



あたしを見下ろし、凄んでくる。









こ……怖さを通りこして、



もう思考がフリーズしてる。



「あ……あ……空いてます……」



声を絞りだすようにそう言うと、



樫木くんは、あたしを軽くニラんだまま、



「ふーん……」



と呟いた。