本当に噂には聞いてたが凄い人混みぃ




でもでもでも




人混みなんぞはなんのそのぉ






隣に貴方様がいるだけでぇ




『大丈夫?足痛くない?』




篠田はさっきから慣れない下駄をはいて歩く私に、優しい言葉をかけ続けてくれてる




本当に優しい




今までどうしてただのクラスメートとしか見れてなかったのが凄く不思議ぃ~




こんなに紳士なのにぃ~




って彼女には特別なのかも



そうだそうだ

きっとそうだ!



大事にされてるなあ