篠田は、梅ちゃんが女だと思っていたらしい



だから、男、梅男が現れて、誰だ?と思ったらしい



んで、それが梅ちゃんだとわかり、いくら親しいと言っても、自分の彼女と一緒に温泉旅行に行ったことが、それは勘弁と思ったらしい




『あーら、ごめんなさい。これからは、気をつけるわね。篠ちゃん、初めまして』




『…』




次は篠田がぽかーんとしてた




『篠田、ごめんね。でも男って言っても、心は女。私よりずーっと女の子だよ。ってのも変だけど(^-^;でも、そうなんだ。』





『まっまじ?』




『まじよ。篠ちゃん。仲良くしてね。でも、本当に男らしくてかっこよかったわぁ。私惚れてしまいそうに、キュンキュンしちゃったわよぉ。さぁ、座って。何か飲み物でもいかが?』




『あっ、…すいません。俺知らないとはいえ、えらっそうに。これからも、えのきのことお願いします。旅行でも何でも…って、俺より長い付き合いなのに。俺、本当に何言ってんだ。すいませんでした』



また、また、深々と頭を下げた