「できた!」 「毒とか入ってないだろうな?」 堅太が心配そうに言う。 ボカっとカノンが殴る。 「食べなくてもいいけど?え?」 「ごめんなさーい!食べます食べます!」 堅太が頭をさすりながら謝る。 フフっと笑いながら、あたしがカレーに手を着けようとした、そのときだった。