「いいじゃん。あたし、カノンと久しぶりに泊まりたい。」 あたしが言うと、卓哉はしぶしぶ了承してくれた。 「じゃ、卓哉は俺と男同士の夜を過ごそうぜ~!」 「酔ってんのか、堅太。」 二人をみつつ、あたしとカノンは微笑み合った。 ああもう。あたしって、本当に幸せ者だな。 …そんな思いを、胸に秘めて過ごした。