「ねえ、卓哉。最近無理してない?」 「え~?」 花瓶の花を入れ換えながら卓哉が笑う。 「んなわけねぇだろ。好きなやつのことしてるだけだし、楽しいよ。」 卓哉はすごく優しいから、そんな風にいってくれるんだ。 でも、ほんとはきっとものすごく疲れてるはず。 「卓哉、あたしは嬉しいけど…お見舞いは、たまにでいいよ?そんな毎日来なくても…」 「いいや、俺が来たいから…」 ーーバタッ …え?