「ああ~!!」 いきなりカノンが叫んだ。 「なんだよ。」 「九州よ!福岡!あの子のおばあちゃん、福岡にいるのよ!」 「て、それがなに?」 堅太が間抜けなかおでカノンに聞いている。 「だーかーらー!そこにいるかもってこと!」 ゴチンッ 「いってぇ!!」 堅太を殴り、カノンが俺を見て微笑んだ。 「行ってみたら?いなかったらまた探せばいいし。とりあえずいくだけいけばいいよ。」 …そうだな。 「分かった…。行ってくる。」