「祥子さん、そのブレスレットって…」 「あら、気づいた?.SX.の期間限定の高級品なの。」 前方から話し声がする。 でも私は友果ちゃんのことばかりに必死で全然気づかなかった。 ──ドンッ 「キャァッ!!なんなの!?」 人にぶつかってしまった。 「ご…ごめんなさい!!」 私は我にかえり下を向いていた顔をあげぶつかった人に謝った。 …キレイ…… その人は女の私でも見とれてしまうほど美しくてつい見いってしまった。