なんか外へでることが怖くなくなった。
想に会えると思ったら。
想からのメール。
「今昼休み。今日来てくれるんだよね?」
「うん。今から行くね。」
「OK。待ってるね。」
想に会える。トコトコと歩いて10分。ついた。
カランカラン。
「いらっしゃいませ。お席にご案内いたします」
席に座って想を探した。
でもいなくて…
「ご注文わ?」
「……このオムライスで。」
「かしこまりました」
キョロキョロ。いない。
「お店に来たよ。」とメールした。「ご注文のオムライスです。光ちゃん。」
「えっ?」
「光ちゃん。ようこそ。これ俺が作ったオムライス。食べてみて?」
「びっくりしたー。いただきます」パクッ。「おいしー!!」
「でしょ?愛をこめて作ったから」と言いながらケラケラ笑う想わ可愛いかった。
「それじゃーごゆっくり。またメールするね」
お店が忙しくてあまり話せなかった。
その夜、想からメールがきた。
「今日わ来てくれてありがとう。すっごく嬉しかった。オムライスどうだった?」
「私こそ会えてよかった。オムライスとてもおいしかったよ」
「よかったー。あ、光ちゃんを初めて見たけど可愛いくていい子だなーって思ったよ」
「あ、ありがとう…照」
そんなたわいないメールが楽しかった。想わ毎日メールしてくれた私もどんどん私をとり戻すことができた。
そんなある日
「光ちゃん。明日の日曜日予定ある?」
「ないけど」
「よかったら明日デートしない?」えっ………
はじめてだった。男の子からデートに誘われたの。
「いいよ。」
こうしてデートの約束をしてしまった私。この時ドキドキしながらも楽しみだった。