キミの風を感じて



タン!




つま先で地面を蹴って


勢いよく飛び出した彼女が風を作っていく。




キッと結んだ唇


前方を確かに見つめる目




手足がしなやかに動いている。


もう自分のものになっているフォーム。






なびく髪が風を連れていく――。







ゴールした彼女を俺たちは拍手で迎えた。