「あ、先輩って…いつ、バイト入ってますか?」

「えっと、土日以外は、全部かな」

「うわぁ~、多い」

「まぁ、このバイト嫌いじゃないし…」

「体を大切に。じゃ、お疲れ様でした」

「智也君もねー。お疲れ様」


私は、智也君に背中を向けて歩き出した。
すると、男女の話声が聞こえてきた。


……イチャイチャすんなー!


チラッと、男女を見ると……見覚えのある顔つきがいた。

…まさか?

ジッと見つめていると、見覚えのある人が誰だか分かった。



南原じゃん。


さっきまで上がっていたテンションが一気に落ちた。