「よいしょ、よいしょ」と母が小さく口に出しながらゆっくりゆっくりと移動する。
笑いを堪えようやく布団まで来た。
ホッと胸を撫で下ろす。
「腰おろせる?ゆっくりゆっくり」
「イタタ……」
痛みに母の顔が歪んだ。
それでもなんとか布団に横になることができた。
そうだ、湿布を腰に貼らないと。
小学生の頃に漫画で読んだ気がする。
その主人公はギックリ腰になったお婆さんに温湿布か冷湿布かで悩んだあげく、温湿布を貼っていた。
それが正解だったかどうかは、はっきりと覚えていない。
薬箱を開けて探すと冷湿布が3枚あった。
笑いを堪えようやく布団まで来た。
ホッと胸を撫で下ろす。
「腰おろせる?ゆっくりゆっくり」
「イタタ……」
痛みに母の顔が歪んだ。
それでもなんとか布団に横になることができた。
そうだ、湿布を腰に貼らないと。
小学生の頃に漫画で読んだ気がする。
その主人公はギックリ腰になったお婆さんに温湿布か冷湿布かで悩んだあげく、温湿布を貼っていた。
それが正解だったかどうかは、はっきりと覚えていない。
薬箱を開けて探すと冷湿布が3枚あった。



