『わかった。明日から実行しよう』 「ごめん……。ありがとう」 よくわからないが、泣きそうだった。 目が潤み、慌てて上を見上げる。 いつもより夜が明るい理由がわかった。 そこにあるのは眩しいくらいの満月だった。