嫌い嫌い！ 大ッ嫌い！ 変わらぬ思い

　ちょっとちょっと！　なーにそれ!?

　志田さんや富沢さんたちは唖然として互いの顔を見つめる。

　俺が言った事が理解出来ない西谷さんが質問して来た。

「私が付き合ってもイイって言ってるのに、なーに拒否する態度を取っているのよ？」

「別にそんなつもりはねーけどよ。お前が嫌な顔をしているから、コッチから遠慮しようと思っているんだよ」

「田代と付き合ってもイイって言ってるのよ？」

「本当は付き合いたくはねーんだろう？　ゴミは嫌いだから、付き合いたくないって正直に言えよ」

　軽蔑で眼差しで俺を見る西谷さん。

「人の好意を無駄にすんだ？」

「何が好意だ、笑わせるな。お前のような自分勝手でヒステリックな女とラブラブだなんて、まっぴらゴメンだ」

　これには西谷さんはムカッと来たようだ。