実は私は料理が全くと言って良いほど出来ない。 せいぜいインスタントラーメンにお湯を注いで3分待ったり冷凍食品を解凍するのが精一杯。 そして涼くんは私の料理音痴を知っているから、てっきりやんわり断られるかと思っていた。 「あ、でも怪我しないでね。 髪の毛も焦がしたら駄目だから」 「う…」 頑張ります……。 涼くん秘伝のとろとろタマゴ、果たして私に習得する事が出来るんだろうか。