そして次の日…。
今日は朝早くから岸井先生に呼び出されていた。
だからママとパパと一緒に会議室にいった。
話の内容はもちろん手術のことだった。
岸井先生はテーブルの上に資料をいっぱい並べて厳しい表情で話をしていた。
その内容は…。
「今月中に手術することをお勧めします。執刀は私がします。」
今月中…今日は20日で。
もう時間ないじやん…。
「もう少し待って下さいませんか?せめて佐武先生が退院するまで待って欲しいんです。」
私の思っていることを私のかわりにママが言ってくれた。
ママは私が幸斗と付き合っていること、そして私が幸斗に執刀して欲しいことも知っていた。
しかし岸井先生は…。
「ダメです。もう葵ちゃんの身体がもたないんですよ。これ以上無理したら命が危険です。」
岸井先生は強く念を押して言った。
そして今の私の状態を細かく説明してくれた。
先生が言うには私のお腹の中は炎症だらけで非常に危険らしい。
痛みがないのは薬のおかげで…薬が効かなくなったらもう終わりらしい。
“痛い”
ではすまないらしい。

