屋上のドアを開けると外の空気が一気に私を包む。
空は雲一つない晴天で。
私は洗濯機に洗濯物を突っ込んでスイッチを入れた。
そして屋上を探検していると…端っこで空を見つめている亜美の姿があった。
その表情は…何か思いつめたような悲しそうで。
どう話しかけていいのかわからなかった。
でも…このまま飛び降りられたら困ると思った私は思い切って亜美に話しかけた。
「亜美、飛び降りちゃダメだよ!!」
そんな私に驚いたのか亜美は目を丸くして私を見つめた。
そしてふっと笑った。
「死のうなんて考えてないよ。」
亜美はそう言って微笑んだ。
てっきり私は青羅くんのところに行くのかと思ってた。
だから安心した。
亜美がいなくなったら寂しいもん。
「こうやって空を見ると青羅に会えそうな気がするんだよね。青羅が話しかけてくれるような…だからここにいるけど、別に死なないから安心して。」
そうだよね。
青羅くんは空から亜美のことを見ていてよ…きっと。
「青羅くんは空から私達のことを見ていてくれているよね。」
その言葉に亜美は私の方に振り向いて頷いた。
「うん。」
私も亜美と一緒に空を見つめた。
途中でコンクリートに寝っころがって空を見上げた。
気持ちが良かった。

