「……わかった」 俺が渋々そう言うと、雪はぱあっと明るくなって嬉しそうに微笑んだ。 『ありがと、ゆーちゃん。今日からよろしくねっ』 「うん、よろしく」 『じゃあ…帰ろっか』 雪はそう言って手を差し出してきた。 えっと、これって手を繋いで帰るってことデスカ⁇ 恐る恐る手を伸ばして、雪の手をぎゅっと握って歩き出した。 いつもと同じ帰り道なのに、不思議と周りの景色がいつもと違うように見えた。 まるで何かの魔法にかかった様に。 この日から、少しずつ色々なモノが崩れていく様になったーーー