マンションのエントランスを抜けて出るとそこには…





あのイケメンさん。




「…ぇ。」





えー…と、この場合…





挨拶が無難でしょ。




誰か待ってるのかな~?なんて思いながら出来るだけ見ないように横を通ろうとしたら…





「…待って!」




腕を掴まれた。




「ふぇっ!?」




思わず変な声をあげてしまう。




なに!?なになに?!



掴まれた腕に強い感触を感じながらイケメンさんの顔を見つめる。




向こうも向こうで真剣な顔であたしを見る。





…マジで、何ですか…?






近くで見ると




めちゃくちゃ格好良くて鼻血出そう。