brilliant


ついに、お披露目当日。



私は朝っぱらからそわそわしていた。



「ど、どうしよう。あぁー流哉ぁ」



「羚、落ち着け。うるさい」



落ち着く!?そんなの無理。



今日初めて人前に立つんだよ?



もー、どーしよう…。



「羚、ご飯でも食べて気持ち落着けな」



「大我、食欲ない…」



緊張しすぎて、ご飯が喉を通らない。



そういえば、私たちは2日間の間でとても仲良くなった。



これも、大我が初めに敬語禁止で呼び捨てにしたからこんなに仲良くなれたんだと思う。



って、今はそれどころじゃない!



お披露目は11時。今は9時半、後1時間半なんです!



ご飯も食べず、リビングを行ったり来たりしているとマネージャーが迎えにきた。



「それじゃあ、会場に向かうぞ」



私たちは、マネージャーの車に乗り会場へ向かった。



車の中でも硬くなってる私に諷馬が声をかけてくれた。



「大丈夫?これあげる。少しは気がまぎれるんじゃない?」



そう言い、ポケットからアメを出してくれた。



食欲はなかったけど、アメなら食べれると思い口に含んだ。



「おいしい」



ご飯を食べていなかったせいか、すごくおいしかった。



「諷馬ありがとう。少しだけど、緊張ほぐれた気がする」



「そっか、よかった」



諷馬の笑顔がすごくかわいかった。



そうしているうちに、会場に着き楽屋へと向かった。



楽屋には全員の衣装がきれいに掛けられていて、本当に芸能人になったことを実感した。



スタッフさんが説明してくれた中には、私が自己紹介をするというのが入っていて、内容は自由。



そのせいで、1回和らいだ緊張が再び戻ってきた。



髪をセットし、衣装に着替えてずっと自己紹介の文を考えていた。



そこに、諷馬がやってきた。



「どう?考えられた?」



「いや、まだ…」



かれこれ15分も考えているけど、何から始めたらいいのか全く分からない。