結局わたしは
啓太のリクエスト通り
オムライスを作っている



啓太の思い通りになるのは
ムカつくけど
オムライスしか上手く
作れないのは事実だったり…



「なぁ、まだ出来ねえの?」


「ひゃあ⁉」



突然背後に啓太

ビックリして叫んでしまった



「コホッ…コホッ…
ちょっとビックリさせないでよっ!」


「………」



何も言わず見つめてくる啓太



「な、なに…?」