沈黙の中、柊貴くんはまた話し出した。 柊貴「お願いがあります」 お願い? まさか、好きな人と仲良くなるための? 私は、黙って聞いていた。 柊貴「せんぱいに頼られるようになります」 私は、一言一言を慎重に言う柊貴くんの言葉を頷きながら聞いた。 柊貴「だから………。せんぱい、お願いだから僕を好きになって?」 キンコーンカンコーンッ 柊貴くんが言い終わると同時に授業の終わりの鐘が鳴った。