柊貴「ぱい……ん……せんぱいっ!」 ありゃりゃ? 柊貴くんの声が聞こえるのは、気のせいかな? 周りを見てみると、柊貴くんが私のところに走ってきていた。 奈津「どうしたの?」 ここまで走ってきたってことは、何か用事があったのかな? 柊貴「えっと……せんぱいが帰ってくるの遅かったから、迎えに来ただけです」 えっ? もう、そんなに時間が経ってたのかな? 全然、気付かなかった。