桜が咲いたら

「…お前、

落ちる気なのかよ」






「違いますよ」






「だったらなんで、

“もう満足”とか言ってるわけ?」






「それは…」






言い返そうとして口ごもってしまった。






先輩の射るような視線に絡められて、あたしは何も言い出せない。






だって、

受かるわけない。

あたしなんかが。






落ちる気ではないけど、落ちたくはないけれど、受かるわけがない。



矛盾してるけど、ずっとそう思ってた。