朝の10時。 目の前には由杜のマンション。 こんな別れ方最悪かもしれない。 でも顔を見たら最後まで 別れを貫くほど私の心は 強くない。 だから仕事で由杜がいない この日にした。 いつでも遊びに来いって 渡された由杜の部屋の鍵。 行けるわけないのに…。 この鍵を使って 由杜の部屋に入る。 いつもは整理されてる部屋が 今日は荒れていた。 珍しいな……。と思いながら 私の荷物を取っていく。