「─────ごめんね」




翌日の放課後、屋上にて。


少し冷たい風が、カケルちゃんたちの髪をなびかせている。




「...美沙、正気か?」

「......うん」

「なんでお前まで行く必要がある?」

「...今、シンタにはあたしが必要なの」

「......っ」