disharmony

自転車を漕いでいく翔太の固い腰にゆっくりと腕を回すと、

一瞬こわ張ったその体が次第に落ち着いて、とくんとくんと波打っていくのが分かった。






背中にそっと額を寄せると相変わらずそこは温かくて、

お日様のような翔太の匂いがした。






ひなたで育った果物のような、


新鮮で明るい、翔太の匂い。












「次、

いつ会える?」






「毎日会ってんじゃん」






「じゃなくてさ」






こんな風に二人で、


彼氏と彼女みたいな優しい空気で、二人で…。