「翔太はあたしのどこが好きなの?」
そんなありきたりな質問をしてしまったのは、いつも饒舌なまま家まで送ってくれる翔太が、
今までにないほど無口だったからで、
怒っているような、それでいてどこか諦めているようなその横顔に急速に不安になってしまったからで。
それでもしばらく黙ったままペダルをゆっくり踏んでいく翔太。
どうして答えてくれないんだろう、と思った。
あたしの質問だけが空回ったみたいに、暗い空気に何度も現れては消えていく。
そんなありきたりな質問をしてしまったのは、いつも饒舌なまま家まで送ってくれる翔太が、
今までにないほど無口だったからで、
怒っているような、それでいてどこか諦めているようなその横顔に急速に不安になってしまったからで。
それでもしばらく黙ったままペダルをゆっくり踏んでいく翔太。
どうして答えてくれないんだろう、と思った。
あたしの質問だけが空回ったみたいに、暗い空気に何度も現れては消えていく。

