disharmony

「翔太」






「何」






「今何時?」






「6時」






「眠い、

少し寝かせて」






「はぁ!!??」






「お願い」










またすぐに、ここに遊びに来るから






そう呟いてこたつに潜り込むと、翔太が

“ありえねぇ”

とか言いながら、ため息をつく音が聞こえた。






ぼんやりと部屋に響く、二人の不協和音。






眠りにつく前に大きく息を吸うと、

煙草の匂いに混じってかすかに、






心地良い、翔太の匂いがした。