「ここ、俺が好きな場所なんだ。」


そこは、人が全く居ない静かな場所、
目の前に広がる緑色 、
街が見渡せる少し小高い位置にある丘、

「…ビックリした」

最初に出た言葉がこの言葉


「そう?」


街を見下ろしながら、優は答える


「そうだよ!だって、電話くれないし・・・」


私は、下を向きながら言ったせいか、最後の方の言葉が小さい声になってしまう

「えっ?」


案の定、優には聞こえてなかった