ヒトメボレ~恋する乙女~

「ちょっと!アユミ!!」


必死に走り、アユミの肩を掴み引き止めた


「先輩、浮気してたんですね!」


涙を堪えるように、アユミは空を見上げる


「浮気!?だから、アンタと付き合ってないってば!」


ツッコんでみたものの、アユミは全く無反応のまま空を見上げる


「わたし、先に帰ります。」


最後にその言葉を残して、俯きながらアユミは去って行った


私は、何がなんだかサッパリ分からない。

仕方なく、私も家路にと向かった