ヒトメボレ~恋する乙女~

私は携帯を右手に持ちながら家に向かって歩いてはいるけど、左半分がやけに重たく感じる


「先輩~ヒラミ先輩、歩くの速いですよ~」


そう、アユミが私の左腕にしがみつくよう両手で掴んでいるからだ


「ちょっと!アンタねぇ!」


私は足を止め、アユミに怒りだす


「もう~アユミ歩けな~い、」


何、その目は…


普通は、彼氏にそうやって甘えるんじゃないの?


…この娘、普通じゃあなかったんだ、、、


もうすでに路上に座り込むアユミ、、、

「あ~、分かったから!少し、休んでいこう。」


私は、近くの喫茶店を指差し言うと、アユミは頷き、速攻で立ち上がった


全然元気じゃん…