ヒトメボレ~恋する乙女~

休み時間になってもずっとガヤガヤ騒ぐクラスメートに少し苛立ちが込み上げてくる


「先輩!そんな顔をしないで下さいよ!」


ラリコは横の空いてるイスを私の横に持ってきて座り言う



「こんな顔にさせているのは、あの子達よ!!」


そっと、いや、わざと解るように指を差して答えた


「まあまあ、忘れましょうよ!良い事考えましょう。」


良い事?


私は、そのラリコの言葉に首を傾げながら考えた


「良い事…あっ!!」

私は、つい大きな声が出てしまった
教室中に響き、皆がこっちを見て静まる

でも、大事な事を思い出した。

アイツに携帯番号を教えた事を、、、