汗をダラダラ流し、ようやく学校の近くまで辿り着いた


腕時計を恐る恐るチラッと確認すると、無残にももう9時手前を差していた


「このスイカのせいだ!絶対に!」


もう間に合わないので急いで行くのを諦め学校近くの公園で休んでいこうと立ち寄った


公園は夏らしくセミの声が鳴り響く、スゴい賑やかだけど夏って実感する瞬間だから、私はけっこう好き


木陰にあるベンチにゆっくり座ると、私は目を閉じた


ジワジワ地面から伝わってくる熱気、
照りつく太陽の暑さ 、夏を感じる。

ゆっくり目を開くと、チラッと目に入ってくる緑の物体を思い出してしまった


「このスイカどうしよう…」


このスイカも夏を感じる食べ物だけど、今は場違いです…