楓sibe


5分ぐらい前に、急にダークと呼ばれた男が入ってきた。


トコトコ


楓『あの、もう閉店なんですけど…』


私と螺が店を閉めようとした時に入ってきたので、そう言った。


ダーク『我は、買い物しに来たのではない』


私と螺は、首を傾げた。


珍しい客だったし、変な客でもあったから。


楓『用がないなら、帰って下さい』


ダーク『楓と螺だっけ?君達を探しに来たんだよ』


お母さんは、出張に行ってるし、お父さんは結婚式に亡くなったから助けは呼べない。


しかもここは、ショッピングモール。


お母さんが出張じゃなくても、ここには来ない。


ダーク『さぁ、おいで』


男は、手を私達に向けた。