満月「用意出来た?」


全員「出来た!」


全員が声を揃えてそう言った。


満月「じゃあ、案内してちょうだい」


コウモリに向かってそう言ったら、コウモリがバタバタと羽をばたつかせて窓の外に飛んで行った。


私と椎気と夜空と螺は、窓から飛び降りた。


螺は、夜空に抱かれて飛び降りが成功した。


満月「風煉は、出口から出てきなさい!」


風煉にそういい、私達はコウモリのあとを追った。


コウモリは、スピードが速く、見失った時もあった。


けど、コウモリが急に止まり、消えた。


気づいたら目の前には、闇にある真っ黒なお城があった。