カチッ


螺は、お店の奥の倉庫の電気をつけた。


つけたら、急に眩しくなった。


その眩しいのは、沢山の鈴だった。


螺「ここにある鈴は、お父さんが全部作ったんです。この鈴達は、武器に変わるんです」


螺は、ニコッとしながら言った。


螺「満月さん、お父さんから亡くなる前に言った言葉をあなたに言えとお父さんに言われました」


満月「私に?」


螺「はい。私の作った鈴は、楓と螺とお前の物だ。好きに使うがよい…と」


螺は、目を閉じながら言い、鈴に触った。


螺「満月さん、あなたは特別だとお父さんは言っていましたけど…どういう意味ですか?」


満月「私は、ギラン • スミリアンの弟の娘。これは、魔法じんの星」


満月は、右手に巻いていた包帯をスルスルと取った。