私達は今
クラス発表を目の前にしています
「あーーー。人生の終わりだ」
「別にいいじゃん、ほっとけば」
「優衣ちゃんと同じクラスになれたのは
嬉しい！ けど…
よりによって悪魔と同じなんて…涙」
「だから、ほっとけばいいじゃないの」
私って
ほんとついてなぃや
楽しい高校生活が
めちゃくちゃになりそぅ
「誰が悪魔だって？」
「あの悪魔と同じクラスなんて
ぜーったいに良いことないよ…」
「だから、誰が悪魔だって？？」
「優衣ちゃんも知ってるでしょ、海斗だよ」
「へぇ～、お前俺のこと
悪魔だと思ってるんだ」
「か、海斗！？
いつからそこにいたのよ！！」
優衣ちゃんじゃなかった
今私の目の前にいるのは
海斗だった
「そんな事どうでもいいだろ
お前俺のことなんて言った？」
悪魔って言った
なんてけして言えない
言ったら
なにされるか分かんないんだもん
「優衣ちゃーん、助けて」
